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渡辺祥子 言の葉だより

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コミュニケーションを考える。。。

ここのところ、山元加津子さん(かっこちゃん)のおかげで、
「伝える」と言うことについてなど、これまで以上に考えるようになりました。

一昨日、理事を務めている「ほっぷの森」のスタッフの方々と、面接実習をしました。
(ほっぷの森は、障害を持つ方の就労支援も行っていて、利用者さんをスタッフ、
支援者をパートナーと呼んでいます)

皆さん一番苦手なのは、お話をする時に、こちらの目を見ること。
どうしても目を伏せたり、横を見たり上を見たり‥。

「直視しなくても良いので、この辺りに目を向けて!」とか、「姿勢をただしてね~!」などと話しながら、
私の頭の中では、大ちゃんの詩がぐるぐるとまわっていました。。

=本当に
仲良くならんと
目なんて
あわせられん=


大ちゃんとは、原田大輔くん。
かっこちゃんの大切な仲間(生徒さん)で、ドキッとするような詩を書いてくれます。。
詩集も出ています!
今手元にある、「1/4の奇跡~「強者」を救う「弱者」の話~マキノ出版ムック本」の中にも、
大ちゃんのことが取り上げられています。。

=本当に
仲良くならんと
目なんて
あわせられん=

真実だなぁ、って思います。
大ちゃんの詩を読むと、いかに普段自分がうすっぺらの表面だけの付き合いをしてきたか、など、
考えさせられることがしばしばです。。

そして、コミュニケーションやマナー講座などで伝えられる、型のようなものは、単なる型ではなく、
その背景に、深い深い意味があることに気づくのです。

以前は型を教えることに抵抗があって、講座の講師などはお引き受けしていなかったのですが、
自分の認識が間違っていたことに気づいたのは数年前。。
マナーや言葉遣いといった型の中には、沢山の、相手を思いやる心が込められているのです。
(敬語表現などは、その最たるものですし、エスカレーターには、上りは相手より後から乗って、
下りは先に乗るのも、相手より頭が上になら無いように~という思いやりがこめられています。。)

~春を迎えると、コミュニケーション講座などの依頼が多くなります。
これまで以上に、型の中に込められている思いを伝えられるよう、
大ちゃんの詩なども紹介させていただきながら、
みなさんと、「人と人が関わるとはどういうことなんだろう~」と考えながら、
交流し共感しあえる講座をつくっていきたいなぁと思います。。
by shoko2kotonoha | 2011-02-17 12:05