今年で13回になる、
日本ことば遊び回文コンテスト・交流大会が行われました。
幕末の仙台の奇才・廻文師「仙代庵」に、作並を詠んだ作品があることから、
回文の里・作並の、楽しい取り組みが始まりました!!
ここ数年審査員でお邪魔しておりますが、「う~~~ん。。」と、深く深く唸る作品が全国から寄せられます。
そして、交流会に参加なさる方が、一晩で作る課題作品も圧巻!!!
また別の角度から、
ことばのチカラを実感する貴重な体験の場です^^
どれだけ凄いか‥
(コンテストが終了する午後5時に出た課題の言葉ひとつを折り込んだ作品を、
翌朝の7時まで提出するというものですが、6時半から9時過ぎまでは懇親会をして皆さんほろ酔い気分~^^
そこから作るのか、翌朝なのかはわかりませんが、脱帽です!)
※課題は~
星座(
せいざ)・如月(
きさらぎ・
にがつでもよし^^)・吹雪(
ふぶき・
ふぶくでもよし^^)
審査で最優秀作品に輝いたのは!!(~後ろからも詠んでみてくださいね!!)
※陸奥・津軽は、しがない無縁地蔵と俳聖が塚にぬかづき、
刈るは蕨と独活の木、ふきのとう。扉は遥か気づかぬ二月。
快晴は道祖神笑む田舎路。春が包む。
<むつ・つがるは、しがないむえんじぞうとはいせいがつかにぬかづき、かるはわらびとうどのき、ふきのとう。
とびらははるかきづかぬにがつ。かいせいはどうそじんえむいなかじ。はるがつつむ。>
次点優秀賞は~!!
※薫る様 二月三月 花の香の 汝はいよや綺羅 咲き優る丘
<かおるさま きさらぎやよい はなのかの なはいよやきら さきまさるおか>
とんでもないでしょう????
いつも素晴らしい作品をおつくりになる方(最優秀賞の作者です^^)にお尋ねしたら、
おじい様が俳人で、小さい頃から、「わぁ!きれい!!」「わあ!かわいい!!」などの表現も、
どのようにきれいか‥どのようにかわいいのか‥、など、独自の表現を求められていたらしいのです。
これって、、、、、(レポートをする立場の仕事に人間としては耳が痛いですぅ~><)
他にも、参加者の方々は皆さん、常に言葉をさかさにして、使えそうなものをメモしているようです。
言葉に敏感になると言うことは、自分を取り巻く全てのことに敏感になると言うこと‥。
様々な感性も磨かれていくのでしょう。。
とても勉強になりました!!!
もっともっと言葉に敏感になって、こころ豊かに過ごそう!!!!と、とても刺激をうけた時間でした^^
参加者の皆さん!!実行委員の方々!!ありがとうございました!!!
来年こそ、審査だけでなく、恥をしのんで作品を出せるよう頑張ります