渡辺祥子 言の葉だより

kotonoha9.exblog.jp
ブログトップ

<   2011年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

フランクルの贈り物。。

f0232560_2361745.jpg


先日、日本ロゴセラピスト協会主催のロゴセラピスト講演会仙台で行われました。
この時期に、あえて仙台で開催してくださった想いに心から感謝すると同時に、責任も感じた時間でした。

ロゴセラピーは、「夜と霧」などの著書で知られる精神科医:ヴィクトール・E・フランクルが創設したした、意味を軸にした心理療法です。
「どんな悲惨な情況でも、それに対する私たちの精神的態度でそこに意味を見出すことが出来る」という考え方~それでも人生にイエスと言えると言う精神に共感し、5年前から勉強を始め、今年ロゴセラピストの資格をいただきました。。

フランクルは、ユダヤ人ゆえにナチス政権下強制収容所にいれられました。想像を絶する困難な情況の中から立ち上がることが出来たのも、このロゴセラピーの考え方があったからこそだと思います。

そのフランクルの愛弟子;エリザベート・ルーカスに学んだ勝田茅生先生が日本でロゴセラピー入門ゼミナールを始めてからから今年でちょうど10年。

その10周年を祝って、ウィーンのフランクル・センターから貴重な贈り物が届きました

それは1946年に発行された「死と愛」(医者のメンタルケアー)の初版本!!

フランクルの所有していたすべての書籍や遺品を管理しているセンターが、その貴重な資料の中から、初版本をプレゼントしてくださったのです!


かつてオーストリーも過酷な運命の中に身をおきました。それは第二次大戦の直後、1946年のことです。その年から齢を重ねてきたこの本。フランクルの作品は当時の大災害の中から力強く生まれ出て、世界中の人間に多くの善きことをもたらしたのです!

収容所から解放され、再会できると信じていた妻と母が、収容所から解放されることなく命を落としたことを知り、その落胆振りに、周囲はフランクルは自殺してしまうのではないかと心配したそうです。

その中で、この本を書くことに集中することで、自分の生きる意味を見出していったのでしょう。

フランクル自身はもちろん、辛い時期にあったヨーロッパの人たちに力を与えたように、日本の人たちにもきっと力強い望みと勇気を与えるだろうという願いを込めて贈られたこの本。

勝田先生が、被災の地である仙台に置くことに意味があるとして、この本をお持ちくださったのです。

震災後の精神の復興、新たな精神文化の再構築のひとつの象徴として、私たちを見守り後押ししてくれると信じます!!!
[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-31 23:14

福岡(博多)~佐賀(武雄)~熊本(阿蘇) 行って来ました!!

九州のご縁を訪ねて~の旅になりました!!

初日は博多の料亭「嵯峨野」さん。。
7月10日に新築開店したばかりの店内は、日本の粋を集めた和の心が隅々まで感じられるものでした。
八戸から運ばれた杉材を使った建物。9メートルの継ぎ目のない長押なんて見たことがない!!
職人さんたちの心意気も感じました!!

こちらでは来年「源氏語り」の会を催していただくことになりましたので後日報告をしますね!!

さて、今後の打ち合わせも順調に行き、いよいよ翌日は本番!!
f0232560_21503637.jpg佐賀の武雄市で行われた、「だいでんいっしょプロジェクト」主催の、東日本大震災チャリティーパフォーマンスにお呼びいただきました^^

f0232560_21504785.jpgこの会は、佐賀在住のアーティストたちが中心となり、自分たちに出来る支援からはじめてみんなをつない行こう!と始められたもので、4月から来年の3月まで、毎月1回佐賀県内の各地が持ち回りとなり行われています。


f0232560_2151328.jpgだいでん<→みんな>いっしょ!という想いでつながろう!とする取り組みは、とても素晴らしくありがたいなぁと思いました。。

東北から遠く離れた九州の地で、こんなにも想い持ち具体的に行動してくださっている人たちがいることは被災地にとっても希望ですし、こんな風に、日本各地に優しさの輪が広がっているとしたら何て素敵なことなんだろうと思いました。。

前半は、朗読とお話を交えて講演をさせていただきました。

吉野弘さんの詩「虹の足」から引用し、「他人には見えて、自分には見えない幸福の中で、格別驚きもせず幸福に生きていた」…そんな、虹の足の中にいた自分に気づかされた体験や、心の中にある「希望の種、思い出の種」は、どんなものにも決して流されない!!など、私の実感を…。。

f0232560_21514187.jpg後半は、樋渡武雄市長はじめ、地元の中学生、高校生とのパネルディスカッションでした。
武雄北中では、中学生の心は「中学生にしか分からない」と被災地の中学生と友達になろう!と活動を開始。9月末には被災地を訪ねて交流を予定しているそうです。

また、武雄高校の生徒会では、震災二日後には既に募金活動の体制を整え、ツイッターなどで呼びかけながら実施しました。そして、被災地の報道が少なくなってきた現状を嘆き、自分たちだけでも忘れないようにしよう!と、情報を集めては学校の掲示板に表示する活動を続けているそうです。

f0232560_21511636.jpgあまりにしっかりした子供たちの態度に驚くと同時に感激し、刺激を受けた私でした。お隣の市長も共に関心しきり^^

樋渡市長は、ツイッターやフェイスブックを使った行政運営や、その卓越した行動力などで全国的に注目を集めています。

実際今回の震災後も、被災地に何度も足を運ばれ、いち早く被災者の受け入れを表明したり、この夏休みも福島の子供たちを迎えて交流したり積極的な取り組をされています。
こうした行動が、子供たちにも影響を与えているのかな、とも感じました。。

佐賀の皆さんの想いをしっかりと受け止め、地元に帰ってもしっかりがんばります!!と心に強く誓いました!!
スタッフの皆さん、出演者の皆さん、ありがとうございました!!!!

f0232560_21515268.jpg翌日は、阿蘇・大野勝彦美術館に!!

大野さんとは4年前に朗読のCDを作っているのですが、完売^^になったので再販をしよう!!と言う事になりました。。

そのままの内容で再販というのが常ですが、やはり今年焼き直しをするのであれば~と、詩の朗読のところはそのままで、対談部分を2011バージョンにしよう!と収録を行ってきました。。

45歳で両腕を失った大野さん。でも、「失ってはじめて見えてきたものがある」と、義手で心揺さぶる詩画作品を生み出しています。そして、阿蘇の自分の美術館をみんなが笑顔になってくれる場にしよう!と精力的に活動されています!!

しみじみとこれまでを振り返って語り合いました!!感性を乞うご期待^^

f0232560_2152994.jpg最終日は、阿蘇・小国のTAO塾を訪問!!

大人の会と子供たちへの語りの会と、小国の素敵な人たちとの交流をさせていただきました。。

自然農法など自然な生き方を提案しているTAOを通して出会う人たちは、ナチュラルで優しくって素敵な人ばかり。こんな中にいると、こころがふわふわ柔らかくなっています!!

ユーストリームラジオのテスト放送などもやったり、刺激一杯の時間でした!!みなさん、ありがとうございました^^

~というわけで、走り抜けて来ましたぁ!!!!
[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-24 23:09

9月の催しのご案内。。

f0232560_22101987.jpg語りと歌でつづる中本誠司の心
Meaning of Life ~いのちの意味~


9月4日(日)午後3時~
出演:渡辺祥子<語り> 勝又久美子<歌> 
     佐藤正隆<ギター>


入場料:2,500円
会場:中本誠司現代美術館
問い合わせ:090-6684-4973(今野)

生涯画家として世界中を旅し、
制作意欲みなぎる中61歳で亡くなった中本誠司。
志半ばで逝った奇才の思いに、この度の震災で犠牲になった方々の思いを重ね合わせ、
「生きるとは‥」「命とは‥」とひとりひとりの心に問いかけます。

静かに自分自身と向き合う時間。
閑静な住宅街に建つ、スペイン風の建築。そんな異空間で、
語りと歌とギターが奏でるやわらかな響きに心を寄せてみませんか。


f0232560_2293439.jpg渡辺祥子 月夜のお話会
~今、ここから生きてゆこう~


9月10日(土) 午後6時~7時半
会場:資福禅寺 正書院
参加費:1,000円(お話会500円+会場費&諸経費500円)

※定員20名限定の小さなお話会です。
震災後、皆さんの心を整理していただく時間と空間をつくれれば…と、ワンコインでの小さなお話会を各地で開催している、お月見バージョンです。。

終了後、希望者に小さなお弁当を用意してお食事会も予定しています。(別料金)
詳しくはお申し込みの際にお尋ねください。。

申し込み:090-7663-4102(小野)
[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-18 22:21

8・16送り火音楽会

f0232560_2271442.jpg南三陸町で
送り火音楽会~チェロの調べにのせて~が行われました。

演奏してくださったのは、仙台出身で国内外で活躍されるチェリスト・丸山泰雄さん。

昨年の夏、町を飾った思い出の「きりこ」は、プロジェクトの女性たちや全国のアートNPOなどの協力で再現されました。(その一部をこの日も飾りました)

歌津の伊里前小学校の昇降口が舞台。
高台にあるこの学校までも津波が押し寄せました。

キャンドルの準備も整って~心静かに送り盆の夕べを過ごしていただきます。

f0232560_2292091.jpg
(↓リハーサル中の丸山さん。)
震災後被災地に入り、音楽を通しての支援を続けていらっしゃいます。(既に40ヶ所以上の避難所を訪問されました)
これは地元にいる我々でも出来ないような動き。「本当に音楽が必要だと思った」と、その信念が伝わってきます。

音楽的にすばらしいのはもちろん、人間としても、アーティストとしても、心から尊敬する方です。
本番は、無伴奏のチェロ曲4曲を熱演♪なかなか普段聞くことの出来ない曲も演奏してくださいました。丸山さん!本当にありがとうございました。。
[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-17 22:24

8・21日、佐賀でお話をさせていただきます!!!

東日本大震災チャリティーパフォーマンス
「だいでんいっしょ」プロジェクト


8月21日(日) 午後2時~5時
会場:武雄北方公民館ホール
参加費:1,000円


=プログラム= 
 ・朗読講演会:渡辺祥子[言の葉アーティスト・宮城県仙台市在住]
 ・パネルディスカッション
   パネリスト・樋渡啓祐武雄市長、渡辺祥子、武雄高校生、武雄北中学生
 

 ・武雄北中学校・ドリームアーティスト大志の会の発表
 ・ティーンズミュージカルSAGA 歌の発表


主催:「だいでんいっしょプロジェクト」実行委員会  共催:武雄市

~佐賀在住のアーティスト達が団結し、
4月から毎月1回佐賀県内10市でチャリティパフォーマンスを行っています。

陶彩画家・草場一寿さんのご縁で、
私もこのパフォーマンスに私も参加させていただくことになりました。

アイディア市長として全国的に知られる樋渡武雄市長や
地元の中高生とのパネルディスカッションも楽しみです!

様々なアプローチで支援を続けてくださっている皆さんとの出会い。。
お近くの方!!ぜひお越しください^^

[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-16 07:04

南三陸の海に思いを届けよう。。

f0232560_1940307.jpg5月から、毎月11日ごとに開催してきた「南三陸の海に思いを届けよう」最後の追悼集会が先日行われました。

震災後、復旧への動きの中で、静かに自分自身と向き合い心の整理をつける時間や場所が
必要ではないかと、震災前から町と関わりのあったアートNPOで主催してきました。

これまで、志津川中学校、ホテル観洋で開催しましたが、最終回の今回は、海にもっとも近づいての開催となりました。

南三陸町袖浜は、白い砂浜と緑地に遊具などが設置され、町民に愛されたビーチ。
例年はここにたくさんのパラソルが並んでいました。
←奥の島はパワースポットとして若い女性たちにも注目を集めていました。


f0232560_19433270.jpg向こうに見える、通称「でべそ島」は、あの津波のときは全く見えなくなったのだそうです。

しかしこの日の海は、いつもの静かで美しい~私たちを包み込んでくれるやさしい海でした。。








f0232560_19455425.jpg美しい歌声とギターの演奏の中、海に思いを届けていただきました。。













f0232560_19454079.jpg震災後、「ここまで海に近づいたのははじめて」と、地元の方々。
「海で全てを奪われた我々だが、豊かな海の恵みで」復興していくしかない」と力強い言葉も聞かれました。

町の皆さんと豊潤な海の、豊かな未来を心から祈って…
これからもお手伝いをさせていただきます。。





f0232560_1946582.jpg
[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-14 09:18

復興支援・サマープロジェクト!!

全ての報告が遅れ遅れになって申し訳ありません。。
先週の月曜火曜行われたプロジェクトの報告です^^

アートインクルージョン・サマープロジェクト
   ~夏休みを楽しく過ごそう!!~
    

f0232560_14244025.jpg風船に飾り付けをしたり絵を書いたり^^

仙台市内、名取市、岩沼市などの子供たちや障がいのある方々などが楽しみました。。

私は音楽のエリアで、メロディに詩をつける、「詩人になろう!」を担当!!う~んと唸る詩的なものから、くすっと笑えるものまでいろいろな言葉が飛び出しました♪

夏休み!この後も暑さに負けず元気に過ごしましょうね!!!!
f0232560_14245282.jpg
[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-13 14:33

仙台市荒浜での復興プロジェクト

東日本大震災による大津波で甚大な被害を受けた仙台市若林区荒浜地域。
海岸線は破壊され、地域の家々が流され、人々の営みの場所であった広大な田畑も壊滅的被害を受けました。
f0232560_10531836.jpg
特に稲作は、水路が破壊されたことで早期の復帰は見込めないことから、新たな試みとして、被災農家が綿(コットン)を栽培することになりました。

この取り組みは、「東北コットンプロジェクト」として、紡績会社が種を寄付し、アパレルメーカーなども共同し、紡績・商品化・販売を共同展開する、農業から震災復興を目指す大きな動きとなっていることは、このブログでも報告済みですが、日々の取り組みは地道で大変なもの。。(流木一本はあえて残したそうです…)


f0232560_10533151.jpg生産後の道筋が出来ているのはこの上もなく幸せなことではありますが、そこに行き着くまでの地道な日々の取り組みが大変。。
毎日毎日の農家の皆さんの取り組みを応援する、人的、経済的支援が必要です。。

そこで、先日草取り作業に地元のボランティアさんも集まった機会に、仲間がチャリティーコンサートで集めてくれた支援金のお届けと少しばかりのお手伝いに行ってきました!!


f0232560_10534246.jpg←草取り後はこうなります。周囲の草をを手作業でひとつずつ取り除いていくのです。(大変な作業。頭が下がります)

↓はじめて見た綿の種…。。東北の地に、真っ白な綿の畑が広がる事を夢見て~。。皆さんの応援!よろしくお願いいたします^^
f0232560_10535315.jpg
[PR]
by shoko2kotonoha | 2011-08-12 11:04