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渡辺祥子 言の葉だより

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優しい気持ちにさせてくれる沢山のこと。。

河北新報の紙面センサー(新聞の批評文)を4月から担当させていただく事になり、
いつにもまして!?なめるように毎日新聞を読んでいるのですが(^^;)、
沢山のいい話に、批評部分を見つけられずにただただ感動する毎日。。

被災地で生きる圧倒的な人間の力からは勇気や踏ん張る力をもらいます。
そして、被災地を外から支援してくださる方々の姿を見ると、優しい気持ちが芽生えてきます。

私も、今までだったら、「よけいなお世話だよなぁ~」なんて、
見過ごしていた事も、普通に出来るようになりました。

駅前の百貨店の前で、鳴子のバスの停留所を聞いていたおじいさん。
「鳴子ということは、もしかしたら被災地からの二次避難の方にに会いにいらっしゃるのかしら?」
なんて気になって、一度通り過ぎたのに、戻ってご案内したりして‥。。

私の知人は、タクシー乗り場で乗車拒否(と言うか、最近ホテルの名前が次々変わっているから
運転手さんが分からなかったみたい><)をされた県外からの方に声をかけ、
通り道だったので一緒に乗って途中で降ろしてあげたそうです。
「すみません」というその方に、「だって皆さんから助けられたんですもの~」と。

優しい交流の輪が広がっています。。

新聞にはこんな記事が載っていました。(15日河北朝刊)

愛知県の医療チーム。
南三陸の救護所での診療を終えた移動日、
移動の途中で観光をしながら帰る選択肢もあった中、
「最後まで被災者の力になろう」と全員の思いが一致。
災害ボランティアとして仮設住宅の家具搬入などに取り組んだそうです。

こういう話は身近でも耳にします。

4月に視察にいらした横浜市議さんの一行は、一日を視察、
もう一日を泥の掻き出しのボランティアに使ったとか。

また、全国から支援活動に入っている自衛官らの不在者投票場所になっ場所を、
最終日に投票を終えた自衛官が、
「用具を貸してください」と申し出て、トイレ掃除をしてお帰りになったそう。

そんな話を目にしたり耳にしたりするたびに、
もし自分だったらどんな行動に出るだろうかと自問自答させられる、
沢山の、名もなき人々の精神的な働きがあります。

「全ては人であった‥」

そんな声が日々頭の中でこだましています。。
by shoko2kotonoha | 2011-05-19 09:40