九州のご縁を訪ねて~の旅になりました!!
初日は
博多の料亭「嵯峨野」さん。。
7月10日に新築開店したばかりの店内は、日本の粋を集めた和の心が隅々まで感じられるものでした。
八戸から運ばれた杉材を使った建物。9メートルの継ぎ目のない長押なんて見たことがない!!
職人さんたちの心意気も感じました!!
こちらでは来年「源氏語り」の会を催していただくことになりましたので後日報告をしますね!!
さて、今後の打ち合わせも順調に行き、いよいよ翌日は本番!!
佐賀の武雄市で行われた、「だいでんいっしょプロジェクト」主催の、東日本大震災チャリティーパフォーマンスにお呼びいただきました^^
この会は、佐賀在住のアーティストたちが中心となり、自分たちに出来る支援からはじめてみんなをつない行こう!と始められたもので、4月から来年の3月まで、毎月1回佐賀県内の各地が持ち回りとなり行われています。
だいでん<→みんな>いっしょ!という想いでつながろう!とする取り組みは、とても素晴らしくありがたいなぁと思いました。。
東北から遠く離れた九州の地で、こんなにも想い持ち具体的に行動してくださっている人たちがいることは被災地にとっても希望ですし、こんな風に、日本各地に優しさの輪が広がっているとしたら何て素敵なことなんだろうと思いました。。
前半は、朗読とお話を交えて講演をさせていただきました。
吉野弘さんの詩「虹の足」から引用し、「他人には見えて、自分には見えない幸福の中で、格別驚きもせず幸福に生きていた」…そんな、虹の足の中にいた自分に気づかされた体験や、心の中にある「希望の種、思い出の種」は、どんなものにも決して流されない!!など、私の実感を…。。
後半は、樋渡武雄市長はじめ、地元の中学生、高校生とのパネルディスカッションでした。
武雄北中では、中学生の心は「中学生にしか分からない」と被災地の中学生と友達になろう!と活動を開始。9月末には被災地を訪ねて交流を予定しているそうです。
また、武雄高校の生徒会では、震災二日後には既に募金活動の体制を整え、ツイッターなどで呼びかけながら実施しました。そして、被災地の報道が少なくなってきた現状を嘆き、自分たちだけでも忘れないようにしよう!と、情報を集めては学校の掲示板に表示する活動を続けているそうです。
あまりにしっかりした子供たちの態度に驚くと同時に感激し、刺激を受けた私でした。お隣の市長も共に関心しきり^^
樋渡市長は、ツイッターやフェイスブックを使った行政運営や、その卓越した行動力などで全国的に注目を集めています。
実際今回の震災後も、被災地に何度も足を運ばれ、いち早く被災者の受け入れを表明したり、この夏休みも福島の子供たちを迎えて交流したり積極的な取り組をされています。
こうした行動が、子供たちにも影響を与えているのかな、とも感じました。。
佐賀の皆さんの想いをしっかりと受け止め、地元に帰ってもしっかりがんばります!!と心に強く誓いました!!
スタッフの皆さん、出演者の皆さん、ありがとうございました!!!!
翌日は、阿蘇・大野勝彦美術館に!!
大野さんとは4年前に朗読のCDを作っているのですが、完売^^になったので再販をしよう!!と言う事になりました。。
そのままの内容で再販というのが常ですが、やはり今年焼き直しをするのであれば~と、詩の朗読のところはそのままで、対談部分を2011バージョンにしよう!と収録を行ってきました。。
45歳で両腕を失った大野さん。でも、「失ってはじめて見えてきたものがある」と、義手で心揺さぶる詩画作品を生み出しています。そして、阿蘇の自分の美術館をみんなが笑顔になってくれる場にしよう!と精力的に活動されています!!
しみじみとこれまでを振り返って語り合いました!!感性を乞うご期待^^
最終日は、阿蘇・小国のTAO塾を訪問!!
大人の会と子供たちへの語りの会と、小国の素敵な人たちとの交流をさせていただきました。。
自然農法など自然な生き方を提案しているTAOを通して出会う人たちは、ナチュラルで優しくって素敵な人ばかり。こんな中にいると、こころがふわふわ柔らかくなっています!!
ユーストリームラジオのテスト放送などもやったり、刺激一杯の時間でした!!みなさん、ありがとうございました^^
~というわけで、走り抜けて来ましたぁ!!!!