渡辺祥子 言の葉だより

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2013年 05月 11日 ( 1 )

尊厳の芸術展。。

f0232560_23175695.jpgせんだいメディアテークで開催されている、
「尊厳の芸術展」に行ってきました!!

第二次世界大戦中、強制収容された日系アメリカ人が、
収容所のガラクタや、そこここに落ちている素材を使って制作した工芸品などが紹介されているこの展示会。

引き出しや椅子などの生活必需品の他、かわいらしい木製の鳥のブローチの鳥の足の部分は、窓の金網を拝借したものだったり、土の中奥深く掘ったところから見つけた貝殻を使ったアクセサリー、砂漠の枯れ木を大蛇に仕立てたオブジェなどなど…

そこには、厳しい環境の中、誇りと精神の自由を失わなかった人たちの、生きた証がありました。

ひとつひとつの作品の陰には、悲しくせつない物語があります。
例えば…
「山市兼一」と書かれた、板には、こんなエピソードがありました。

収容者には番号が付けられ、その番号で呼ばれていました。
そんな状況の中、山市氏は、砂漠の枯れ木に自分の名前を彫って表札をつくり、バラックのドアに打ち付けたのです。「ここにいるのは山市なんだ!」と。。

こうした沢山の品の存在は、強制収容所での生活とともに、長い間知られていなかったそうです。
彼らは、自分たちの子や孫が、アメリカへの反感を持たずに、社会へ溶け込んで欲しいとの願いから、口を閉ざしたのです。

中には、収容所内の楽しかった話だけを聞かされ、そこは幸せな場所だったのだと思っていた子孫もいたほどでした。
そんなある女性は、今回、その事実を知り、両親がなぜその事実を葬ったのか…。そこには、「悲しみに暮れることなく、過去にとらわれることなく、未来を見て生きなさい」とのメッセージがあった事に気づいたのです。

~様々な思いに暮れながら、会場を後にしました。。

この展示会は、18日(土)10:00~19:00(最終日17:00まで)まで、
せんだいメディアテーク 5Fギャラリーで開かれています。
入場は無料です。

仙台周辺の皆さん、お時間がありましたら、お出かけになってみてください。
また、この展示は、6/1-30沖縄、7/20-9/1広島と巡回するそうです。
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by shoko2kotonoha | 2013-05-11 23:22